やりたいこと探しに終止符を。
やりたいことはなに?
現代はまるでやりたいことがなければ生きている価値がないように扱われ、誰しもが、やりたいことがなくてはならないという考え方に縛られているように思う。
私もその一人であって、社会人になってからずっと、やりたいことはなんなのか、悩み続けている状況にある。
「やりたいことなんて別にない。なくていい。」と冷ややかに世間を見ることはとても簡単だ。学生時代、私はそんなやりたいことなんて特にない派だった。日々を安穏と過ごせればいいではないか。そんな気持ちで生きてきた。
が、社会人になって自分の時間に制約ができたこと、学生時代と比べて様々な人と出逢うことができるようになったことで、「私ってこれからどう生きていくのだろう?なんのために仕事していくんだろう?」と思うようになった。
答えを求めて本をたくさん読んだが、「やりたいことを達成するための方法」しか書いていなかった。やりたいこととは各々の個人が持つべきものなので、それを持っている事は当然であるという前提があるように感じた。
本を書き上げられる人は、やっぱりやりたいことなんて持っていて当然なの?それがみつからないから悩んでいるのに…どうすりゃいいの?
そんな出発点から考えたことについてまとめてみました。
『やりたいこと』をつきつめれば『自分の価値観』
社会派ブロガーちきりんさんは「自分の時間を取り戻そう」にて、”欲しいモノを明確にしよう”という章を設け、「自分はなにを手に入れたいのか」ということについて正しく理解すべきであると言っています。(下記まとめたものです。)
- 手に入れたい価値は「お金持ちになりたい」などの目標ではなく、具体的に言語化する必要がある。
- 欲しいものが正しく理解できていないと、時間やお金などの資源を無駄にしてしまう。
- がんばるほど、過去の投資を正当化して「欲しいもの」がずれてしまう。(資格を取って社会の役に立つぞ!→勉強→(社会構造が変わって、もうその資格に大した価値が無くても…)→資格がなければ、人生終わりだ…。
- 「やるべきこと(やって当然と世間が思っている事、周りに人がっやっていること)」と「自分がやりたいこと」が同じだと思い込んでしまう。
なぜ、やりたいことを「正しく理解する」ことが重要なのでしょうか?
それは、第一に『やりたいことは自分の価値基準』であるためです。
毎日の生活の判断の軸になる価値基準、例えば「テストで100点をとりたい」というやりたいことに、「どうしてやりたいの?」を問いかければ、「親に褒められたい」「達成感を味わいたい」…といった答えがあると思います。
ここで、価値基準は何か?と考えると、「親に褒められたい」→親が良く思われていたいという価値基準。何がいいのか判断する基準は、親におかれている。
「達成感を味わいたい」…テストで100点取る事の成果をとる経験は達成感のあるよいことであるという価値基準。自分の経験に基づき、自分の快なことを良しとする基準。
つまり、自分が何を、どのように、基準にして、判断しているのかを自覚することができます。この基準がどういうものか把握しないと、テストで100点をとっても親から何も言ってもらえなかった…と自分のやりたいこととズレた結果しか手に入らなくなり、かけた時間が無駄になります。
そして、その価値基準を「他人・世間」におくべきでないと考えています。他人や世間の評価を基準にした場合、その結果はコントロールできないものが多くなり、結局手に入れたいものがズレてしまうことになりかねないからです。
じゃあ、なにからやったらいいんんだろう?自分のやりたいことを見出す手順を考えてみました。
やりたいことの100のリストを作る
これだけですが、意外と有用なのでは?と予想しています。
ただし、下記の2点を意識しながら。
①具体的に書く。(×彼氏をつくる ○同じ趣味のカメラが好きな彼氏を作る)
②なぜやりたいのかを深堀する(なぜ彼氏が欲しいのか?絶対に譲れない点は何か?達成したらどんな状況になるか?)
①については、100個も上げるとなると具体的に書かざるを得ないという理由もあります。
②については、「なんとなくやりたいから」と思考停止するのではなく、なぜやりたいのか?なぜ100のリストにいれたのか?と突き詰めることで自分の価値基準を言語化できます。まさに自分のアタマで考えよう!ですね。
さて、これについては今年実践して、結果を報告したいと思います。
それではまた!
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